過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/07(土) 01:23:39.32 ID:+7RdnsZDo
朝食を済ませて、身支度を整えた私とマリは、“ママ”と三人で歩いて、20分くらいのところにある建物に向かった。
そこは、親と一緒に暮らせない子どもとかが生活している場所で、
門のところには、「ボーフォート財団・ハガード・チルドレンホーム」って立派な看板がかかっている。
この中には、小さな教室があって、“ママ”はこの島に来てから、そこで子ども達に勉強を教えている。
島の公立小学校では物足りない私と、あんまり勉強をしたことがないマリも、一緒になって、そこで勉強をしていた。
「あー!アリス先生!カタリナ!マリ!」
中に入ったらすぐに、女の子が私たちの名前を呼んだ。彼女は、ソニア、12歳。私にできた、初めての友達。
「ソニア、おはよう!」
私が手を振ったら、ソニアは私達のところに走ってきた。今日のお勉強のことを話しながら教室に向かう。
教室には、もう、何人も子ども達が来ていた。
その中でも目立つのは、15歳の男の子、無口なラデクくんに、お喋りで明るい、14歳の男の子のマルコくん。
それから、みんなのアイドル、美人な17歳のお姉さんのサブリナ。
あとは、一番小さくて、いつもにこにこしてて優しい、6歳のディーノくん。
ラデクくんはいつもきつい目をしてて、ちょっと怖い。周りにあんまり、他の子も寄りつかない感じ。
反対にマルコくんは明るくて楽しくて、いつも周りに誰かいる。
サブリナさんは、座っているだけで目立っちゃうくらい。
ディーノくんは、なんだかのんびりしていて、見ているだけであったかい気持ちになっちゃう感じがする。
「はいはーい、それじゃぁ、始めるよー!」
“ママ”がそう号令をして、みんながそれぞれの席に着いた。私とマリも、自分の席に着く。
これからお昼ご飯までは、みっちりお勉強だ。
私はいろんなことを教えてもらったりするのは好きだけど、他の皆は、そうじゃないみたい。
でも、お勉強が終わったら、みんなでお昼を食べて、午後は自由時間。
お庭で遊んだり、公園に行ったりして良い時間になる。
お勉強をさぼっちゃうと、ロッタさん、っていう怖い寮母さんに怒られちゃって遊びに出してもらえなくなっちゃうから、みんなも一生懸命だ。
「それじゃ、今日は最初に数学から!プリント配って、順番に説明するからね〜!」
ママ、ううん“先生”がそう言ってプリントを配り始める。
「よ、よし!デザート選択権!アイスクリーム、アイスクリーム…!」
マリが隣でそんなことを言って、やる気を見せている。
その姿がやっぱりなんだかおもしろくって、思わず笑ってしまった。
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