過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/10(火) 01:48:17.22 ID:QsUoJHLUo
お勉強の時間が終った。
ここの子ども達はみんな、一度、寮舎に帰ってお昼ご飯だ。
私とマリにママは、この教室でお弁当の時間。
机をひとつを三人で囲んで、“ママ”の作ってくれたお弁当を食べる。
今日はバターロール二つに、コールスローと、トマトと、ソーセージに、朝のオレンジの残りだ。
「いただきまーす!」
マリが元気にそう言って食べ始める。私と“ママ”もおんなじようにしてお弁当を食べ始める。
「カタリナとマリは、午後はどうするの?」
「うんと、マルコ達と公園に行くんだ!」
ママが聞いたら、マリがニコニコしながら答える。
「カタリナも一緒?」
「ううん、私はソニアと図書館にいくん…だ」
危ない、また丁寧コトバが出ちゃうところだった。
「図書館か、へぇ〜勉強熱心だね」
“ママ”がニコッと笑ってくれた。でも、そう言われちゃったら、ちょっと言いにくいよ…
「う、ううん、あのね、絵本、見に行くの」
「絵本?」
“ママ”は、ちょっとびっくりした様子で聞いてくる。
「うん、私ね、絵本が好きなんだ…あ、もちろん、図鑑とか、参考書とかも好きだけど…ね」
「へぇ〜!絵本か…アクシズにはあんまりそう言うのは無さそうだもんね!そっかそっかぁ〜!」
“ママ”はそんな風にまるで、すごいね!って感じでそう言ってくれた。
なんだか、ちょっと嬉しい気持ちになる。
「そっかぁ、それなら今度、大きい本屋さんにでも行ってみようか?
この島はあんまり大きいお店ないしね。
フェリーで海渡った向こうの街は開けていそうだったから、今度、アヤちゃんに聞いてみるね」
「ホントに!?」
私は、マリがいつもするみたいに飛び上がってしまった。それ嬉しい!
図書館の絵本はもう半分くらい見ちゃったし、1週間しか借りれないし…
好きな絵本、お部屋の棚に置いておいて、いつでも読めたらいいな、って思ってたんだ!
「いいないいなぁ〜わたしも行きたい!」
「うん、ユーリのお休みの日に、みんなで行こうね!」
「やった!」
ママがそう言ってくれたので、マリもピョンと飛びはねた。
「あ、そうだ、マリ、今日は頑張ったよね、プリント!」
「あ、忘れてた!」
ママが思い出したみたいで、そう言った。マリもはまた、ピョンと飛び跳ねる。
そう、マリ、今日の課題、苦手な数学のプリントでなんと100点を取れたんだ!
マリは、びっくりして喜んでたけど、ママはその倍くらい喜んでいた。
「じゃぁ、今夜の夕飯のデザートはマリに決めてもらわないとね」
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