過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/29(日) 18:22:45.07 ID:Whh22nJ9o
あたしとマリオンは揃って表に出た。
マリオンにはティターンズ時代のヘルメットにゴーグルに、それからカッパの下にボディアーマーも装備させた。
なんかあったら、たいへんだもんね、守りは固めておかないと。
外はもう、文句のつけようのないくらいの、お手本みたいな暴風雨。
立っていられないくらいの風と、それに煽られて叩きつけるように雨が横殴りでバチバチと顔に当たってくる。
おまけに夜だし、停電であたりは真っ暗。これはもう、ひどすぎてテンションあがってくるやつだ。
もう、笑うしかないよね。って、あたしはこんなで平気だけど、マリオンは大丈夫かな?
あたしは後ろに従えていたマリオンを振り返った。彼女は、いつもは無表情のその顔に、笑みを浮かべていた。
「なにこれ…すごい…」
人間って、やっぱり、ある程度いろんな感覚を越えちゃうと笑うしかないのかもしれないね。
「マリオーン、飛ばされないでね!」
風の音に負けないように、マリオンにそう怒鳴ると、マリオンは笑顔で
「大丈夫!」
と返事を返してきた。マリオン、いつもぼそぼそ喋ってるけど、大きい声、ちゃんと出るんじゃんか。
そんなことを思ったら、それもなんだか無性に可笑しくて笑ってしまった。
「離れないで、着いてきて!」
あたしは口元をゆるませたまま、ペンションの周囲を壁伝いに進むことにした。一周して何もなければいいんだけど…
玄関を出て右回りで母屋の方に向かって歩いていたあたし達は、すぐさま、笑顔なんて忘れてしまった。
敷地内に、どこのかわからない車がお腹を見せて転がっていたからだ。風で煽られて転がってきたんだ…
このまま放置してたら、また風の勢いで転がって、ペンションの壁か、母屋にドシーン、なんてことになりかねない。
これは、マズイね…。
あたしは、装備を確認する。ロープを出しておいてよかった。これで転がらないようにどこかに固定しよう。
道路端にあるガードレールが良いかな。あれなら、根元が深くまで埋め込んであるはずだし、風くらいじゃびくともしないよね!
「マリオン、車を固定するよ!」
「はい!」
あたし達はそう確認し合って、風にあおられないように、慎重に車へと近づく。
ほんの10メートルもない距離だけど、とにかく風も雨もすごいし、よそ見でもしていて何かが飛んでくるとも限らない。
車が転がっちゃうくらいだ。これはどんなものが飛んでくるか、分かったもんじゃないよね。
それを想像したらちょっと怖くなったけど、とにかく、この車は何とかしないと!
あたしとマリオンは、這いつくばるようにして車までたどり着いた。
マリオンと協力してロープを車輪に括りつけようとしていたら、マリオンは急に、怪訝な顔をした。
「マライアさん!」
「なに、マリオン?!」
風で声が良く聞き取れない。
「変な臭いがする!」
マリオンの声をなんとか聞き取って、意味を考える。変な臭い…?なんだろう…?あ、ホントだ…あれ、こ、この臭い…!?
あ、え、ちょっと待って…この車って…!
「ガ、ガソリン車だ!」
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