過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/10/02(水) 21:34:35.64 ID:bHj1zBz9o
いつものようにいっぱい食べて、いっぱい飲んで、いっぱい話して、いっぱい笑う。
マライアは徹夜が響いたのか、早々に酔いつぶれてソファーで寝入ってしまって、
見かねたアヤが、母屋まで担いで運んでくれた。マリオンもすこし眠そうにしている。
あんまり喋らないのはいつものことだけど、でも、今日は一段と楽しそうに見えた。
家族って言うのが一体なんなのか、線引きは人ぞれぞれでいろいろある。
私は、父さんと母さんと兄さんで家族だった。今の家族は、それとほとんど変わらない。
お互いに気遣い合って、言いたいことを言い合って、出来たらみんなが楽しくって、
みんなが幸せであってほしいって願ってる。
アヤがオメガ隊を家族だって言っていたのと、きっとおんなじなんだ。
血がつながっているかどうか、なんて、問題じゃない。だってそもそも、夫婦って血がつながってないもんね。
それでも、家族になれるんだ。私たちがそうなれないって理屈はない。
大事なのは、心がどれだけ繋がっていられるか、ってこと。
そうなんだ、もしかしたら、私達の力は、人類全員を家族にできる可能性すら秘めているのかもしれない。
もちろん、大げさな言い方だけど、それでも、ね。
戦争ばかりのこの世界に、私は、平和を望まずにはいられないんだ。
不意に、ホールの電話が鳴った。私が出ようと思ったら、アヤが私の頭を抑え込んで
「アタシが行くよ」
と言ってホールの中へ駆け込んでいった。予約の電話かな?あ、そう言えば、明日は3組予約が入ってたよね…
夕ご飯は何にしようかな…
そう考えていたら、ホールからデッキにアヤが出てきた。手には電話の子機を持っている。
「おーい、マライア!ルーカスから電話!」
「アヤさん!マライア、さっきアヤさんが母屋に運んでったじゃないすか!」
「あ、いけね、そうだった!」
アヤとデリクくんがやり取りをして、場がドッと沸く。
それを気にせず、アヤは電話口に戻ってルーカスくんと話を続けていた。
「悪い、ルーカス。アタシのPDAにかけ直してくれよ。
今マライア母屋で寝てるから、そっちへ繋いじゃうからさ。急ぎの話なんだろ?」
――――――to be continued
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