45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/18(火) 20:06:57.02 ID:4s41NE6M0
予測どおりの質問だった。既に答えは用意してある。
「ああ、昨日のあれはナターリアに協力してもらったイタズラだよ」
間を空けぬように、すぐさま彼女の質問に答える。
スーツの裏では冷や汗がシャツを濡らした。
「じゃあ、なんでナターリアは今日、ここに来てないのかにゃ?」
「ナターリアだけじゃないだろう?それは。ことがことだからな。ここに来る事を止められているやつらもいるさ」
ある意味当然なのかもしれない。
不祥事を起こした事務所に娘を預けようとは思わない親御さんがいてもおかしくはない。
むしろ、数人を除いてみんな集まってくれたことが奇跡的なのだ。
流石に未成年のアイドルの親には報告義務がある。
だからこそ、昨夜のうちに彼女達への連絡に先立って先刻、彼女達に話した内容を親御さんには連絡してあった。
夜分であったことに加え、内容が内容だっただけに胃が痛んだ事は言うまでもないだろう。
「……そっか。そうだよね。うん、わかったにゃ。じゃあね、Pチャン」
「何かあったら、いや、何もなくてもいい。いつでも連絡してくれよ」
彼女は了解の返事をすると早足で会議室を後にした。
96Res/55.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。