過去ログ - 岡部「離合集散のアンフィビアン」
↓ 1- 覧 板 20
325: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/22(土) 11:49:34.93 ID:RC4VYKBgo
紅莉栖はパソコンの前で椅子に腰を下ろし、分厚い洋書に目を通している。
ラボは静かで、時折ペラっとページをめくる音以外聞こえてこない。
時間が優しく過ぎていく。
ずっと追い求めてきた何気ないラボの日常。
紅莉栖「ちょ、ちょっと岡部……」
倫太郎「なんだ?」
紅莉栖「あんまり、見ないでよ……なんなのよ、一体」
倫太郎「いや、なんでもない」
サイエンシーに論文が載った天才少女。
気が強すぎるのが玉に瑕だが、幾度と無く俺を地の底から救い上げてくれた女。
紅莉栖「ったく、私のホテルに泊まったからって、そっ、”そういうこと”はま、まだ、ダメなんだからな!」
倫太郎「は?」
紅莉栖「だからイヤラシイ目つき禁止!」
俺の視線から逃げるように、赤く染まった顔を分厚い洋書で隠してしまった。
な、なに!? ホテル!?
泊まったのか!? 俺が? 紅莉栖と!?
337Res/222.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。