過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」
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371: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:33:51.96 ID:rXE7FPtg0
『クッククク……腹立たしいよなぁ、泰葉ちゃん?
 あのエロ監督を八つ裂きにするチャンスだったのになぁ。惜しい惜しい』

苛立ちを抱えた胸の内奥から、泰葉を挑発するように囁く猫撫で声が響いた。

以下略



372: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:34:43.43 ID:rXE7FPtg0
『悔しいよなぁ、腹立たしいよなぁ……? 俺はお前さんの成功を祈ってるぜぇ……』

「うるさい! 消えて! さっさと私の中から出て行って!」

『クッククク……おやおや、泰葉ちゃんはご機嫌ナナメ。それじゃあ退散しましょうかねぇ』
以下略



373: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:35:13.53 ID:rXE7FPtg0
「あ、泰葉さん。おかえりなさい」

泰葉を出迎えたのは、小柄な中学生くらいの少女だった。

名前は輿水幸子。彼女もまた、カースと一体化したカースドヒューマンだった。
以下略



374: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:35:56.05 ID:rXE7FPtg0
幸子はくるりと身を翻すと、開いた五指を虚空にかざす。
すると、ビー玉くらいの大きさの黄色い核が出現し、フローリングの床の隙間から染み出した
黒い泥が核を中心に凝集し、不定形の身体を成す。
同様にして、数体のカースが次々と生み出されていく。

以下略



375: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:36:46.96 ID:rXE7FPtg0
「あなたが可愛いのはわかったから。杏さんはどこにいるの?」

「え? ああ、寝室で寝てますよ。夜遅くまでゲームしてたみたいですし」

「また? ……わかった。ありがとう、幸子ちゃん」
以下略



376: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:37:16.73 ID:rXE7FPtg0
「普通、ドアが開かないからってドアを突き破る? 映画じゃあるまいしさー」

寝室からは、気の抜けた声が泰葉を出迎えた。

ベッドの上で、黒い泥をクッションのように纏わりつかせている、小学生くらいに見える少女。
以下略



377: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:38:00.72 ID:rXE7FPtg0
ドヤ顔で言い放つ杏に、泰葉はもう呆れて言葉もないといった風情だ。
これで自分よりも年上なんだから……と、幸子とは別の意味で怒る気にもならない。

実際、彼女を殺すことは容易ではない。
『怠惰』の属性ゆえか、自堕落を貫き通すための進化を遂げたのか、杏は怪我をしても
以下略



378: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/19(水) 20:43:54.18 ID:rXE7FPtg0
岡崎泰葉
16歳
『憤怒』のカースドヒューマン。主な能力は怪力。
過去になにかあったらしく、眷属のカースに主にテレビ局や出版社を襲わせる。
岡崎先輩が枕とかないから(震え声)
以下略



379: ◆kaGYBvZifE[saga]
2013/06/19(水) 20:46:23.36 ID:rXE7FPtg0
設定とか固有名詞の言いだしっぺが書く法則
3人の過去話とかもどうぞご自由になさってくだしあ


380: ◆I2ss/4dt7o[sage]
2013/06/19(水) 20:50:02.47 ID:Ul3ycSVpO
乙ー

岡崎先輩強い(震え声)
ナチュルスターと戦わせてみたいな。
破壊力vs破壊力
以下略



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