過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
↓ 1- 覧 板 20
215: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/07/08(月) 18:05:54.31 ID:YQCvQOyk0
P「正直、困ったもんですよ」
あの人が苦笑いしながら、語る。
P「そうですねえ」
大将の店で楓さんと会って、なんと言うか琴線に触れたんですよ。
この人と仕事をしてみたい。純粋に興味ですね。
でも、楓さんは自分の想像をはるかに超えてました。
仕事スイッチが入ったときの楓さんは、自分の課題をこなすだけじゃなくて、そこに付加価値をつける。
もっとこの人と関わりあいたい。そう思わせる力があります。
自分も、そのひとりでした。ええ。
でした、です。
楓さんが、すっと入ってくるんですよ。これには参りました。
他の人は、オン状態の楓さんしか知らない。
自分は、オフ状態の楓さんも知ってる。
これが、うれしくなってしまったんです。
自分の気持ちに戸惑ってるのは、今もです。
なんだろうなあ。
楓さんがたぶん思っていることと、近いかもしれないですね。
デートって言ったこと。あれは本心、でしょうね。
疑問形なのは勘弁してください。自分でもすんなり言っちゃったんで。
自分もたぶん同じ気持ちです。楓さん。
ただ。
P「僕はプロデューサーで、貴女はアイドルです」
楓「わかってるつもりです」
P「お互いに、ただ勘違いして燃え上がってるだけかもしれません」
楓「そう、かもしれませんね」
いやだ。
そうじゃないと言って欲しい。
P「……もっと上に登っていきましょう。そうしたら」
楓「そうしたら?」
P「お互いの気持ちが、確かめられる」
P「そんな、気がします」
楓「……」
P「時間をください」
楓「……それは、どういうことですか?」
気持ちにけりをつけるということか。
それならそうと、はっきり言って欲しい。
このまま宙ぶらりんなのが一番、つらい。
P「自分も大きくなります」
P「がんばりましょう。これからも」
まだこの人と一緒にいられる。それだけで救われた気がする。
でもそれは。
死亡宣告よりつらいものかもしれない。
一緒にいたい、だけでは済まないもの。
あの人も、自分も。
いっぱい抱えている。
あの人と私は、まだ恋人未満。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
1002Res/629.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。