過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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214: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/07/08(月) 18:04:55.84 ID:YQCvQOyk0
P「……」
あの人は黙り込む。
楓「私も、彼女たちの気持ちがわかる気がするんです」
私は、いま自分にある心の澱を吐き出す。
Pさんと仕事をしてまだ一年も経っていない。でもそれ以上の付き合いを感じる。
それは自分も同じだ。
歳が近いこともあって、Pさんとは戦友以上のなにかを感じる。
いいパートナーだと思う。
でも。
でも。
Pさんに『弁えられる歳』と言われ、胸が痛んだ。
私だって気持ちがある。アイドルとプロデューサーという関係が、どういうものかも知ってる。
この気持ちのもやもやを、理性で強引にふたをしてる、そんな状況。
なぜ。
あのタイミングで。
あんなことを、言ったのか。
楓「Pさんは、ずるいです」
楓「『デート』なんて言われたら、揺らぐに決まってるじゃないですか」
楓「Pさんは、私の心にすっと入ってきたんです」
楓「この気持ちは錯覚かもしれません。けど」
楓「この気持ちを貶めるようなことは、言わないでください」
楓「お願いですから……」
言ってしまった。もう戻れない。
私は自覚した。これは恋心に、最も近い感情だ。
あの人は軽いやり取りのつもりで、言葉を返してくれたのかもしれない。
流れ的にはそうだ。
でも。私には大ダメージだったのだ。
気づいてしまったのだから。
P「楓さん」
楓「はい」
P「聞いて、くれますか?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
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