過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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46: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/06/24(月) 18:28:53.34 ID:C9QoFCIl0
楓「皆さんに愛されてるんですね、大将は」
大将「うんにゃ。みんなうちの奥さん目当てだからな」
P「そうそう。大将の奥さん、えらく美人なんですよ」
そう言ってPさんは、携帯の写真を見せてくれる。
そこには、デレっとした大将とモデルみたいな奥様。
なるほど。私でもファンになる。
楓「奥様に愛されてるなら、男冥利につきそうですね」
大将「はは……まあな」
大将はテレを隠そうともしない。奥様を愛しているのだろう。
そういう関係、いいなと、思う。
楓「奥様は? お店にいらっしゃらないんですか?」
大将「ああ。店には出ない。子供が小さいからな」
P「二歳になったんでしたっけ?」
子育て中なのか。
二歳なら目を離すわけにはいかないな。
かわいい盛りだとは思うけど。ひとり身の私には感覚がわからない。
P「かわいいお嬢さんですよね! 将来はうちの事務所に」
大将「馬鹿言うな。お前に任せるほど危ないものはねぇ」
P「うわ、きっついですわ……」
そう言って二人は、ゲラゲラと笑いあった。
私は手酌で二口目をいただく。
P「あ! 気付かなくてごめんなさい」
楓「いえいえ。手酌のほうが自分のペースで呑めるので」
P「でも今日は、楓さんの歓迎会ですから。主賓に手酌はいかんでしょう」
そう言って、あの人はお銚子を摘みあげた。
P「ま、一口だけでも。どうぞ」
楓「ありがとうございます……」
三人だけの歓迎会は続く。
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