過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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47: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/06/24(月) 18:30:06.66 ID:C9QoFCIl0
 お造り。もも串。うにご飯。
 大将の出す料理はおいしい。自然とお酒がすすむ。
 気がつけば、三本の徳利を空けていた。私だけで。
 あの人の目がとろんとしている。

楓「Pさん。眠くなりました?」

P「あはは。……はい。お酒が入ると眠くなるもんで」

楓「そろそろお開きにしませんか?」

P「そうですね。……明日も仕事ですし」

 大将にお礼を言って、お店から出た。
 お会計はPさんが出した。割り勘にしようと言ったのに。
 次は私が出そう。

 外は相変わらずの残暑だ。ビールのほうがよかったかな?
 でもビールはすぐ汗になるし、やっぱり冷酒のほうが好きだ。
 そんなことを考えながら、駅までふたり歩いていく。

楓「大丈夫ですか? 乗り過ごさないようにしてくださいね?」

P「はい、大丈夫です。たった三駅ですし」

楓「ほんとかしら?」

P「まあ乗り過ごしてもこの暑さですから。どこでも寝れます」

 そう言ってあの人は笑った。

楓「ほんとに、気をつけてくださいね? 何かあったら洒落になりませんし」

P「はい。ありがとうございます。お気遣い感謝いたします!」

 そう叫んで敬礼をひとつ。

楓「ぷっ……ふふっ……」

 つい噴き出してしまう。

P「ということで。また明日。よろしくお願いしますね」

楓「はい。今日はありがとうございました」

P「いえいえ。これからどうぞ、長いお付き合いで」

楓「はい。こちらこそ」

 熱気にあてられながら、それぞれの家路へ。
 明日からがんばろう。

 そう、決めた。


     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


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