185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:48:22.94 ID:5tVhYlnK0
ユミル「私がこの寓話から学んだことは、まず逃げた先には何も無いって事だ」
ユミル「女の子は武器を手に取って立ち向かうべきだったんだ」
ユミル「それが大好きな村を守れる最善の方法だったんだ」
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:48:54.43 ID:5tVhYlnK0
ユミル「はっ、確かにな」
ユミル「お前あの手先が器用な鍛冶屋のおっさん覚えてるか?」
ベルトルト「ああ」
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:49:44.83 ID:5tVhYlnK0
ユミル「身の丈に合ってないもの服を着たって、それを着せたい奴しか結果的に得しないって事だ」
ユミル「無理なんてしなくていいんだ。サイズの合わない指輪とか靴とかつけたり履いたりしても似合わないし格好悪いし色々最悪だ」
ユミル「お前にとって戦士の誇りってのは何だ? 着たものか? 着せられたものか? 着てて分かんないならもう一遍脱いで自分と向き合ってみろ」
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:50:39.05 ID:5tVhYlnK0
ベルトルト「……あの壁の中には人の表情見て中身を判断する人間が多すぎる」
ユミル「嫌いじゃなさそうな口ぶりだけどな」
189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:55:17.49 ID:5tVhYlnK0
ユミル「サシャがさ、お前が凄い顔してるって言った日あっただろ?」
ベルトルト「ああ」
ユミル「私は『あ、泣きそうな顔だ』って思ったんだ」
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:56:15.72 ID:5tVhYlnK0
ベルトルト「ユミル、君は……」
ユミル「お前に色々聞きたいことはある」
ユミル「まずここは何処なのか、何故私はあの状況から助かったのか、お前は何者なのか」
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:58:09.18 ID:5tVhYlnK0
ベルトルト「ユミル」
ユミル「……何だよ」
ベルトルト「匂いを嗅がせてくれ」
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 15:58:48.94 ID:5tVhYlnK0
ユミル「ちょ、恥ずかしいだろこれ!」
ユミル「どんだけ変態なんだよお前!」
ベルトルト「……」
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 16:00:54.94 ID:5tVhYlnK0
行き場の無い視線の置き場を求めて空を見上げると、星がよく見えた。
ユミル「……」
ユミル「みんなただの点だとか、ただ光ってるだけで役にも立たないと言うが私は星が好きだ」
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 16:01:23.04 ID:5tVhYlnK0
ベルトルト「思い出したんだ」
ユミル「言ってみろ」
ベルトルト「ユミルの匂いは」
215Res/120.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。