63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:01:26.99 ID:5tVhYlnK0
クリスタ「サシャの観察眼は割と信用できるんだよ!」
ベルトルト「いやぁ本当だよ」
クリスタ「自分では気付けない傷だってあるんだよ! 昨日何かあったの?」
心配そうな言葉に苛立つ。気持ちが悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。俺の事なんて一つも理解出来ないくせに。理解しようとしないくせに。こいつを殺してしまいたい。いや、今すぐ食堂に居る奴らをみんな踏み潰してしまいたい。
今ここで巨人化すれば確実に全員殺せる。ミカサですら訳もわからず俺に踏みつぶされるのだろう。
気付けば目の前に左手があった。俺の口はその手を迎えるようにゆっくりと開いていく。
ライナーとアニはこちらに気付いてすらいな
ユミル「顔と本音が一致してねぇんだよタコ」
頭の上に何か重さを感じた。重りはぎこちなく動く。次に匂いがした。つい最近知ったばかりの、ユミルの匂い。
ユミル「ったく。十歳の泣きそうなガキみたいに辛そうな顔しやがって」
ユミル「ほっとけねーだろうが! ふざけんな!!!」
意識を左手に集中しすぎて気づいていなかった。ユミルが俺の隣に立っていた。
ベルトルト(頭の上にあるのは……ユミルの手?)
ユミル「あー……がっかりだよ!!!! 私が期待してたお前の本当の中身が」
ユミル「よりにもよってどの男子よりも幼稚なガキだったなんてよ!!!!!!」
そうは言いながらもユミルの手は動き続ける。もう髪がぐしゃぐしゃだ。
ユミルの目から涙が溢れる。
鬱陶しい。お前に俺の何が分かる。殺してしまいたい。
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