過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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◆MBDL96yQmCZm
[saga]
2014/01/24(金) 03:44:21.84 ID:qgMawXh60
みほ達はW号戦車に乗り込み、それぞれのポジションの席についた。
「暑苦しいうえに狭い。」
沙織が顔を顰めながら呟いた。
だが、それも無理はない話である。初めて戦車に乗った人が一番最初に感じる事・・それは、その狭さ。
戦車の車内というのは必要最小限のスペースしかなく、意外と狭苦しい。
そして、そんな沙織とは対照的に、優花里はとても楽しそうにしている。
「フフフ。いよいよ戦車を動かす時が・・・。」
優花里は逸る気持ちを抑えられず、ワクワクしている様子だった。
「小次郎さん。これって、どうやって動かすんです?」
操縦席に座った華がみほに聞いた。
「まず、そこのスイッチを押して下さい。」
華は言われた通りにスイッチを押した。
するとイグニッションを入り、エンジンが始動した。
ブロロロロ、と低い音が響き渡る。
その時だった。
「ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!」
「「「!!!!!」」」
突如、優花里が興奮極まって叫んだ。
あまりにも突然の事に、周囲にいた者達はびっくりして、優花里の方を見る。
「優花里さん・・・?」
「ゆかりん・・・戦車が絡むと妙にハイテンションになるね。というかキャラが変わってない? パンツァーハイ?」
華と沙織が困惑気味に言った。
すると、その瞬間に優花里は我に返った。
「はっ!! す、すいません。」
待ちに待った、戦車を動かす瞬間がやってきた事により、興奮しすぎて、つい癖が出てしまった。
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