過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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24: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2013/07/08(月) 23:32:46.93 ID:5TvDCZrU0









その後、保健室にたどり着いたみほはベッドで横になった。

(何で・・・・どうして、こんなことに・・・。)

思い出されるのは、先程、生徒会の者達と交わされた会話。一方的に押し付けられた戦車道履修要求。
みほは頭を抱えたくなる衝動に駆られた。

(もう二度と、戦車道には関わらない筈だったのに・・・・。なのにどうして・・・・。そもそも生徒会の人達は、一体何を考えているの?)

疑念や不信感、憤りや慨嘆など、様々な思念が頭の中でグルグルと回り、気が滅入ってしまう。

(駄目だ。考え込むほど、どんどん憂鬱になっていくだけ。 今はとりあえず、一旦落ち着こう。)

体の力を抜き、ゆっくりと目を閉じた。



その時だった。


「コウちゃん、起きてる?」

カーテンの向こう側から声が聞こえてきた。

(この声は沙織さん・・・。)

みほはすぐに起き上がると、カーテンを開いた。
そこには沙織と華の二人がいた。

「二人とも、授業は?」

「仮病使って抜け出してきちゃった。何かコウちゃんのことが心配だったから。」

「私も小次郎さんのことが気掛かりでした。何やら顔色が悪いようでしたので・・・・。」

「すいません・・・。 ご心配お掛けしました。」

申し訳なさそうに言うみほに対して、二人はあることを切り出す。
それは生徒会との間で何があったのか、ということだった。
みほの様子がおかしくなったのは、生徒会の者達が接触してきた直後のこと。
だから、生徒会長とみほとの間で何かトラブルがあったのではないかと、二人はそう考えていた。


「ねえ、コウちゃん。生徒会長に一体何を言われたの?」

「もし良かったら、私たちに話してくれませんか?」

「うん・・。」



そして、みほは二人に打ち明けることにした。生徒会から戦車道の履修を迫られたことを。
一人で頭を抱えて悩むよりも誰かに話した方が、少しは気が楽になるかもしれないと思った。



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