過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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37: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2013/07/29(月) 01:08:29.89 ID:LJuwkwQf0


「・・・・・・。」

そんな状況下で、みほは俯いたまま、佇んでいた。

(華さんも沙織さんも・・本当は戦車道をやりたいのに・・・それなのに僕なんかのために・・・・・)

華と沙織が自分の事を懸命に庇ってくれている・・・・しかし、そのせいで、二人は本来やりたかった戦車道が出来ずにいる。
そんな考えがみほの中にはあった。その事に対する後ろめたさもあった。

だから、ここは二人のためにも、自分が戦車道を選ぶべきではないのか・・・・そのような考えが芽生え始めてきた。


その時だった。






―― あんたのせいで、十連覇を逃しちゃったのよ!! ――


―― あんたなんか、死んじゃえばいいのに・・・ ――





「・・・・・・ッ!!!!」

突如、みほの脳裏に響き渡った、呪詛のような言葉。
それは、かつて黒森峰で言われた言葉だった。
当時みほの心を深く抉った言葉・・・それが突然に思い出された。それにより、忌まわしき過去の記憶がフラッシュバックする。
大きなショックで眩暈を起こし、体がふらつきそうになったのを、周囲の人間に悟られないように必死で堪えた。

(やっぱり駄目だ。 僕は、・・・・・・・・戦車道が怖い。)

一度芽生えたかけた勇気も、恐怖によって再び折れてしまった。


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