過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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◆MBDL96yQmCZm
[saga]
2016/06/03(金) 22:20:50.21 ID:6oDPfaFgo
そしてさっそく、みほは整備に取り掛かろうとしていた、その時であった。
「小次郎君。」
自動車部のナカジマが、みほに声をかけた。
「戦車の整備なんだけどさ・・・・今日は私達に全部任せてくれないかな。」
「え!?」
みほは驚いた。
そして、そんなみほにナカジマは言った。
「ほら・・・小次郎君には、整備以外にも色んな仕事があって忙しいでしょ。
だから、こっちは私達でやっておくよ。」
「でも・・・・。」
すると、スズキ、ホシノ、ツチヤがみほに言った。
「大丈夫大丈夫。」
「小次郎君から今まで教わってきた事は、もう完璧に覚えたからさ。」
「そうそう。だから、こっちは心配はいらないよ。」
みほも自身も、ナカジマ達の整備士としての腕前は、その目で見てきており、ちゃんと知っている。
だからこそ、みほは安心して彼女達に任せる事が出来た。
「それじゃあ、メンテナンスはお願いします。」
そう言うと、みほはその場を後にした。
(とりあえず、車両整備の方はナカジマさん達に任せておいて、僕は書類の方を・・・。)
みほは書類整理をするために、校舎の方へ向かった。
すると・・・・
「ゆかりん。この書類って、これで良いんだっけ?」
「はい。そんな感じで。」
「えっと、確かこの書類は生徒会の方へ回す物でしたよね。」
そこには、不慣れながらも、書類を仕上げていく、沙織と優花里、華がいた。
「Z Z Z z z z z・・・・。」
「て、ちょっと麻子! 起きなさいよ!!」
ペンを手に握ったまま机の上に突っ伏して寝ていた麻子に、沙織はツッコミを入れる。
その光景に、みほは少し戸惑いながら、沙織に尋ねた。
「あの・・・・皆、何をやっているんですか?」
「あっ、コウちゃん。いや・・・麻子もさっきまでは、珍しくがんばってたんだけど、寝ちゃってさ。」
「いえ、そうじゃなくて・・・。」
すると、華が口を開いた。
「最近、小次郎さん、お疲れのようでしたので・・・だからせめて、私達にも何か手伝える事は無いかって、思ったんです。」
それは、みほの事を気遣う言葉であった。
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