過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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643: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2016/06/03(金) 22:33:18.79 ID:6oDPfaFgo
「全国の高校から戦車乗り達が集まる大会に、私達が殴り込みをかける。
 勿論、狙うは全国優勝!!」

突然に壮大な事を意気揚々として語った杏に、皆は驚いて目を白黒させた。

そんな中、みほは思わず声をあげた。

「待ってください!そんな急に言われても・・・。 いきなり全国大会なんて、いくら何でも無謀ですよ。」

みほの言う事も尤もである。
しかし、そんなみほの忠告に対して、杏は意にも介さない。

「いいじゃん別に。思い切って挑戦してみても損はないでしょ。何事も挑戦だよ。」

堂々と言ってのける杏。
すると、周りの者達が次第にその言葉に賛同し始めた。

「確かにそうかもしれんな。」

「いいんじゃない?」

「そうだね。何だか面白そうだし。」

「全国大会か・・・・腕が鳴る。」


次第に周囲の者達が盛り上がっていき、気づいたらほぼ全員が乗り気になっていた。


(これは不味い。)

みほは焦った。

もはや、この空気では大会への参加を止める事は出来そうにない。
このまま大洗チームが全国大会に出場してしまうのは、みほにとって非常に不味い事である。
いくら破門されているとは言え、みほはかつては西住流に属していた人間。
かつて家を飛び出した身でありながら、別の所で戦車道チームを率いて公式戦に参加するというのは、許されない事である、とみほは思っていた。

元々みほは、新設したばかりの大洗チームがいきなり公式戦に参加するなんて事は、全く予想していなかったのである。
だから、みほは隊長を引き受けたのだ。
なのに、杏からいきなり全国大会に参戦すると聞かされたのは、まさに寝耳に水である。
かと言って、この空気では、大会参加を止める事は出来そうにない。


(どうしよう。)

みほはどうしていいか分からず、途方に暮れた。


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それから翌日。

あの後、みほは結局どうしていいか分からないままだった。
そこでみほは、あの時と同様に、ある人物に相談する事にした。

そう・・・姉の西住まほである。


あの時と同じで、メールによって連絡を取って、会おうとしたみほ。
すると、ほとんど間を置かずに、すぐにそっちに行くから待ってて、というまほからの返信メールが即座に来た。

こうしてみほは、再びまほを自宅に招く事になったのである。



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