過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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823: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2017/03/04(土) 23:39:51.03 ID:2H4cmkx6o



この作戦が功を奏し、大洗とサンダースの戦力比が5両対10両だった所を、5両対7両にする事が出来た。
戦力的にはまだまだ不利ではあるが、それでも大分楽になった事は間違いない。


ただ、この策はアリサの無線傍受が無かったら成り立たない作戦であった。
敵部隊の誘導も、戦力の一部を分散させ、待ち伏せ攻撃地点へ誘き寄せたのも、全てアリサが盗聴していたからこそ成功したのである。
無線傍受で得た情報が、意図的に流された偽情報であるという事に気付かないアリサが、みほ達が望む方へ部隊を動かしてしまった。



―― この不利な戦況を覆すためにも、彼女達にはちょっと協力してもらいましょう ――



みほの言ったこの言葉の通り、アリサが無自覚の内に大洗チームに協力してしまったのである。
まさに自分で自分の首を絞めるかの如き行為。





その様子を観客席から見ていたダージリン達は、みほの手並みに大いに感心していた。

「流石は小次郎さん。
 このまま敵のいいようにやられる事は無いとは思っていましたが、まさかここまでやるとは・・・・。」

ダージリンは紅茶カップを片手に、食い入るように試合を見ていた。

「やるわね。 完全に相手の策を逆手に取ったわ。」

「凄い・・・・見事にサンダースを手玉に取りましたね。」

アッサムとオレンジペコも驚嘆していた。






一方、別の所から見ていたエリカと赤星もまた、みほの手腕に感嘆の声を上げていた。

「やるじゃない。 完璧に敵の裏をかいたわね。」

「凄いですよ!  あの状態から一気に3両も仕留めるなんて!」


ただ、そんな中でもまほは特に驚いた様子も無かった。

「まぁ・・・みほなら、これくらいはやってくれるだろうと思っていたさ。」

そしてまほは、みほの取った行動の意図を分析していく。

「みほが仕掛けたあの策・・・・おそらく、あれはただ敵戦力を削るをためだけものではないな。

 別の目的もあるのだろう。」


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