49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/23(日) 02:52:53.08 ID:xWFonbD80
互いに衝撃を受け大地に寝転ぶ男が二人。
だが迸る熱い思いは止めることも出来ずに溢れ出る。
「エレン……お前みたいにみんな正直じゃねんだよ」
「ジャンだって……し、正直だろ、普通あんな堂々と憲兵団とか内地とか言えないだろ」
「あれはただの逃げ道をつくっていただけだ!お前みたいに夢のある発言じゃ無い!!」
「だったら夢を信じろよ!?俺達は何のために此処に居るんだよ!?」
「はは、それだ――それだぜエレン。お前って奴は眩しいな」
「本当に分からねえ俺だって強くないし巨人だって怖いさ」
拉致が明かない――エレンはその無自覚故に周りを惹きつける力があるのかもしれない。
ジャンもエレンもお喋りをするために此処に寝ているわけではない。
「俺も何かよく分かんねえけど吹っ切れたみたいだわ――俺はお前みたいになれないらしい」
「当たり前だろ?俺は――俺だ」
(そうじゃねえよばーか……本当に面白い奴だなエレン)
そうして重い腰を限界寸前の体力で持ち上げ最後の攻撃に映る――。
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