過去ログ - 佐天「世界を渡り歩ける能力かぁ・・・」
1- 20
146: ◆5m18GD4M5g
2013/09/18(水) 20:47:35.67 ID:R3NCGv790
巨人は目の前にいる人間全てを補食していった。

それは少年も例外ではない。

しかし、少年はそれよりも目の前に母親が瓦礫に挟まっていることが最優先だった。

助けたい、助けたいという一心で瓦礫を退かそうとするが無意味。

少年の母親は自分を見捨てろと叫んだ。

もう助からない、からと。

少年は『嫌だ!』と叫ぶ。

ギュオン。

また、どこからともなく巨人が現れた。しかも、少年の目と鼻の先に。

巨人「・・・」

巨人は少年に気付き、ゆっくりと歩いて来る。

絶体絶命。

全てが終わる。

そう、少年は覚悟した時。

少年の歴史は変わった。

少年の目の前に、英雄が現れたからだ。

英雄は憧れの組織の服を着て、巨人に立ちふさがる。

??「今、この瓦礫を退かすね・・・」

英雄は少女だった。

少女は少年が動かしても一切反応しなかった瓦礫を一人で、持ち上げてしまう。

??「さぁ!早く」

後から来た母親の友人が、母親を支えつつ離脱し、少年も後についていく。

少年は去る際に、少女の名を尋ねた。

??「サテン」

少女はそう言うと巨人群れに突っ込んでいくのだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
167Res/91.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice