7:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:26:06.06 ID:ebCH2PLZ0
…私を除いたメンバー全員で和気藹々と話している姿を見ていたら、ふと気がついた。
何故あんなにも楽しげに話しているのに、私が中に居ないんだろう。
扉を開けて、中に入って、なに私だけ仲間外れにしてるんですかって、文句を言いに行けば良いのに。
何故か、今はこの扉がとてつもなく重く、固く閉ざされているように思えた。
律子「…………っ!」
正直、覗き込んですぐは、期待していたのだ。
もしかしたら、私のサプライズパーティーを開いてくれているのかもしれないと。
だが、見る限りその様子も無い。 期待していた自分が恥ずかしくて、馬鹿馬鹿しくて。
不意にナミダが零れる。 頬を伝う雫が、窓から漏れる光を反射して煌く。
あまりの悲しさに、実は嫌われていたのではないか、というあらぬ事まで考えてしまうほどに、
今の律子の心は、ボロボロに叩きつけられていた。
こんなにも短い時間で、ここまで心が疲弊するものなのか。 驚きを禁じえない。
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