17: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/25(火) 21:35:00.98 ID:bHPUGX+A0
ーーー
「比良坂君、もう上がって良いよ」
「あ、はい」
食器を下げに厨房に戻ったところで比良坂凉一【ひらさか りょういち】は店長に呼び止められた。厨房の壁掛け時計を見たら定時の二十二時を八分ほど過ぎていた。
「ごめんね。次からは時間が過ぎないようにするからさ」
謝る店長に『大丈夫ッス』と言って、まだ労働中の店員やパートさん達に挨拶をしてから更衣室で着替えていると、また店長が現れた。
「あ、そうそう最近物騒な事件が多いみたいだから気を付けて帰ってね」
「あ、はい」
『あ、はい』ばかり言っているなと思いつつも、凉一は先週も近所で起きたという事件の事を考えていた。
141Res/100.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。