20: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/25(火) 22:34:10.63 ID:bHPUGX+A0
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無事に返却を済ませて家路を急ぐ凉一は近道になる森林公園の中を突っ切るコースを自転車で走っていた。
(十一時過ぎてる……ばあちゃん心配してるかな?それよりも、じいちゃん怒ってないかな?)
幼い頃両親を交通事故で亡くした凉一は父方の祖父母に引き取られた。心配性で優しい祖母と厳しくも頼りになる祖父、二人のお陰で凉一はなんの不自由無く暮らせている。
バイトを始めてからは午後十一時までには帰宅する約束になっていたのだが、今日はバイト後にレンタル店へ寄り道した為に門限を過ぎてしまった。
スピードアップしようと立ち漕ぎ体勢になったところで、凉一の耳に破裂音が聞こえた。
(花火?)
第一印象は花火。しかし違うような気がする。どこかで聞いた事があるような音。凉一は思案しながらもペダルを漕いでいると、先刻よりも大きな破裂音が響いた。
(近付いている?)
実際は音源に近付いているのは凉一の方だった。
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