過去ログ - 咏「健夜さん、一度だけでいいから私と――」
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135: ◆MvGQ5kLX6U[saga]
2013/12/31(火) 02:13:55.07 ID:plCpZBF30

ダイニングへ戻る。まずは流しで手を洗い、席に着いた。テーブルの上には肉じゃがとほうれん草のおひたし。それにわかめと豆腐の味噌汁が今夜のメニューのようだ。

健夜「いただきまーす」

 手を合わせて挨拶をしてから、健夜はさっそく肉じゃがに箸をつけた。
 じゃがいもは煮崩れてしまっているが、その代わりにしっかりと味がしみていて、口に入れた瞬間にやわらかな甘みが広がる。健夜にとってはもっとも慣れ親しんだ家庭の味。

健夜「うーん。おいしい」

 思わず言葉が漏れる。他人にはあまり見せられない、気の緩みきった幸せそうな表情。
 そんな健夜の姿を見て、彼女の母はため息をついた。



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