過去ログ - 咏「健夜さん、一度だけでいいから私と――」
1- 20
21: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:08:50.58 ID:jk2UzQEY0

 そして乾杯。ぐいっと豪快にジョッキを傾ける恒子。一方、健夜は両手でジョッキを持ってちびちびと口につける。

恒子「ぷはーっ。この一杯のために生きてるーっ」
健夜「こーこちゃん、ちょっと親父くさいよ……」
以下略



22: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:10:07.43 ID:jk2UzQEY0

恒子「だって、すこやん。さっき大したことじゃないって言ってたしー?」

健夜「うん、確かにそう言ったけどね……」

以下略



23: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:10:59.29 ID:jk2UzQEY0

健夜「はあ……」

 ひとつため息をつく。
 うん、大丈夫。
以下略



24: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:11:50.57 ID:jk2UzQEY0

 口にしてみてから気づく。
 あれ? これって。

恒子「えっと……それって、ストーカー?」
以下略



25: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:14:35.54 ID:jk2UzQEY0
恒子「ふふふ、そっかー。私を差し置いてすこやんにストーキング行為を働いてる奴がいるのかー。それは正体突き止めてから個人情報込みで全国ネットでその事実を暴露してあげないとねー.
勿論、ある事ない事ふんだんに尾ひれを付けまくった上で」

健夜「それ社会的に抹殺するって言うよね!?」

以下略



26: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:15:10.84 ID:jk2UzQEY0

健夜「うん、ごめん。ちょっと言い方が悪かったと思う。ちょっと見られてるような気がしたってだけで、もしかしたら私の自意識過剰なだけかもしれないし」

恒子「……本当?」

以下略



27: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:16:53.80 ID:jk2UzQEY0

健夜「うん、本当だって。それに相手も私に危害を加えるような人じゃないし、見られてるのが勘違いじゃなくても大丈夫だよ」

恒子「――そういえば『誰か』じゃなくて『ある人』って言ってたっけ」

以下略



28: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:17:43.22 ID:jk2UzQEY0

恒子「ねえ、すこやん。その相手って、誰なの?」

恒子「いや、勘違いしないでね。もう全国に晒して再起不能にしてやろうとか考えてないから」

以下略



29: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/07(日) 01:18:32.16 ID:jk2UzQEY0

 それこそが、今まで健夜が口にするのを躊躇っていた理由。
 名前を出してそれを告げることで、それが事実であると確定されてしまうような気がして。
 しかし、健夜は先ほど思ったのだ。これだけ自分を心配してくれる相手を前にして誤魔化すことは出来ないと。
 だから、健夜は意を決してそれを口にした。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 01:21:54.97 ID:jk2UzQEY0

相変わらず短くてすみません。今回の投稿はここまでです。
そして、来週は諸事情により拉致されることが確定してる為、投稿するのは難しそうです。
なんとか週に一回は投稿できるようにしたいと思っているのですが……
遅々として進まないこんなSSですが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 01:26:01.05 ID:jk2UzQEY0
>16
乙ありですー

>17、18
ありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
以下略



209Res/80.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice