13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/24(月) 06:53:02.96 ID:3DHSIISl0
イヴ(高価なものでなくてもいいですー。Pさんが、私のために選んでくれたんならなんでも)
イヴ(嬉しい。プレゼント嬉しい。なんだろうなんだろう)
イヴ(嬉しすぎてすぐ開けちゃうのがもったいないですー!)
イヴ(…あ!もしかして!)
イヴ(このまえ営業について行ったとき、立ち寄った雑貨屋さんで私が見てたマグカップ!)
イヴ(あれ可愛いと思って気にしてたこと、気付いててくれたのかもしれません!)
もうやめてー!
それ以上期待を膨らませないで!
ビックリ箱なの!
見た目もいかにもな派手派手の箱で、明らかに怪しいでしょうに!
もう!
…。
ん?待てよ?マグカップ?
イヴ(いやいやそんなはずないです。そんな期待通りに欲しいものがもらえるわけ…)
イヴ(でも、もしそうだったらどうしよう)
イヴ(そうだったら、嬉しいな)
イヴ(いやいや、違う違う、多分、何か、お饅頭とかですよーきっと。それでも嬉しいですー)
イヴ(…でも、もしかしたら)
外し終えたリボンを、イヴは丁寧に畳んで座る傍らへと置いた。
蓋に手を掛け、こくりと喉を鳴らし、そして、開けると同時に。
かちりと何かが音を立て、ばねに押されたピエロが勢いよく飛び出した。
覗き込むようにしていたイヴの額に、ピエロがむにっと当たる。
イヴ「きゃあ!」
驚いたあまり、イヴがソファーの上で引っくり返った。
膝の上から落ちたビックリ箱が床に転がり、みよんみよんとばねを揺らす。
メモメモ、引っくり返る。
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