過去ログ - 愛「ママなんて、だいっきらい!!」
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2013/06/25(火) 18:32:18.62 ID:tRJph1vFo
涼「そうだね。よかった。じゃ、私たちも帰ろうか」
絵理はこくりと頷いた。
手元のスマホをちらりと見る。
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2013/06/25(火) 18:36:17.97 ID:tRJph1vFo
愛「ふんふふんふ〜ん♪」
鼻唄を歌いながらスキップを踏む愛。
P「愛、それよく歌ってるな」
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2013/06/25(火) 18:40:17.14 ID:tRJph1vFo
愛「はい! 今日はダンスレッスンをたくさんしました! 来週オーディションがあるので、それに向けてのレッスンです」
P「オーディションか。何のやつか、聞いてもいいのかな」
愛「音楽PVに出演するひとを決めるんです!」
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2013/06/25(火) 18:47:00.23 ID:tRJph1vFo
P「さて、そうすると次は洗濯だけど……」
プロデューサーはまた愛の出方を窺った。
愛「はい」
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2013/06/25(火) 18:50:19.07 ID:tRJph1vFo
愛「あのっ!」
羞恥心を吹き飛ばすような大声にプロデューサーの鼓膜が震える。
愛「あの、はい、あたしはだいじょぶです」
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2013/06/25(火) 18:56:53.02 ID:tRJph1vFo
次の日の夕方。
プロデューサーは高木社長に声をかけた。
社長「おお君。すまないね、話そうと思っていたのだが、なかなか時間が取れなくて」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/25(火) 19:00:33.06 ID:tRJph1vFo
社長「苦労をかけるね」
P「辛苦を以って修学となす、ですから」
社長の哲学のひとつを彼がにやりと笑って口にすると、社長もさすがに頬をゆるめた。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/25(火) 19:04:17.70 ID:tRJph1vFo
そして、その彼女が家出をしたというならば、原因は十中八九そのコンプレックスにある。
だから彼は、知ってはいても日高舞のことを愛との話題にはしなかった。
きっと彼女はそれをいやがるだろうからだ。
そして一度心を閉ざされてしまうと、再び開くのは容易ではない。
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2013/06/25(火) 19:12:13.29 ID:tRJph1vFo
ここまでが正しいということは、石川社長から高木社長へと依頼があり、その結果プロデューサーに指示が回ってきたというのは簡単に推測できる。
部外者の彼にアイドルを任せるという判断は、石川社長がいかに高木社長を信頼しているかということであり、
またいかに偶然から生まれた機会を最大限に活かそうとするかということでもある。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/25(火) 19:18:26.18 ID:tRJph1vFo
社長「私の考えも君と同じものだよ。それでは、問題となるのはなにかというと、」
P「プロデュース業との優先順位の兼ね合い」
打てば響くようなやりとりに社長も笑いを漏らした。
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2013/06/25(火) 19:22:43.78 ID:tRJph1vFo
これからしばらくの間のことについて、律子と会議してから、プロデューサーは876プロに向かった。
石川「あら。どちら様? 今日はもう閉店よ」
髪の長い美人がおどけたように迎えた。
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