過去ログ - 絹旗「私が探し続けたものは――」
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17: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/07/12(金) 00:50:21.30 ID:/v0IwgxGo

「それは……そうだけど」

可愛いこと認めやがったぞ、とミサカが茶々をいれるが、誰も気にしない。

「じゃあ、青髪やあのクラスの全員暗部だとでも言うの?」

――違う、論点はそこじゃない……。

自分が庇おうとすればするほど、上条当麻への疑惑が強まる。

「論点はそこじゃないでしょ。
垣根帝督につながりを持っていて、あの場にいた。
それが問題なんでしょ」

その通りである。

「で、でも……そんなの……」

「それに、上条当麻の言葉で帝督は部屋を飛び出したって話じゃない。
疑わずにはいられないわ」

考えれば考えるほど、上条当麻は怪しく思えてきた。
もしもこれが全て偶然ならば、上条とはどれほど不運な星のもとに生まれてきたのだろうと同情したくなるほどだ。

「……そうね……上条当麻について、調べて、みるわよ……」

心に釘を打たれるような痛みを堪えながら、フレンダは頷いた。

「それは、私がやるわ。私の能力ってこういう時に役立つものだし、もしも暗部の人間で、どちらかの実験に関わってるなら……最悪殺さなきゃならないし」

フレンダは上条に殺意を向ける事が恐らく出来ないだろう、心理定規はそう言っていた。

「嫌だ、私がやる。上条当麻が暗部の人間なら、私が殺す」

しかし、フレンダは譲らない。


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