24: ◆WoKACJPFC.[saga saga]
2013/06/30(日) 01:10:47.26 ID:FTXTCDQr0
私は、恐る恐る船から降り、一番近くにあるポストに向かった。
光沢のある表面に手を伸ばし静かに触れてみる。
驚くべきことに、このポストは無機物にあるまじき温度を発していた。
具体的に言えば人の温度。
血が流れる人間の肌の暖かさが、そのポストから感じられたのである。
私はとっさにポストから手を放しブルブルと震え、涙がこぼれそうになった。
(涙を流せないことがこれほど不幸なものだとは思わなかった!)
今、目の前で起こっている理解を超えた現実にうちひしがれてしまったのである。
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