過去ログ - とある指輪の魔法使い(マスクドライダー)
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163: ◆79hD2g8VRI[saga]
2013/08/12(月) 16:04:56.05 ID:2uxHh7Db0
石像ファントムは、やはり見た目通り機動力があるわけではないようだ。


破片を投げ付けて来た位置からは一切動かず、翼を伸ばして打ち付けたり、舞い散る羽を矢のように飛ばしたりしていた。


対するドラゴンはそれらを機敏に躱し、火球を吐き出して石像に攻撃する。


しかし、その全てを聖母像が発する光の壁が防ぎ、微動だにしない。


これでは埒が明かないと思ったのか、ドラゴンはファントムの背後に回った。


そう神の子の正面に。


何と無く嫌な予感がした俺は、石像の打ち付けた翼により砕かれ、崩れてしまった住宅の瓦礫を利用して、ドラゴンに向けてバイクごと跳んだ。


空中に跳び出し、俺はマシンウィンガーを変形させる。


俺を運ぶ【足】ではなく、ドラゴンの手綱、名のとおり正真正銘【機械の翼(マシンウィンガー)】へと。


神の子の額に光が集中していく。


そして、苦悶の表情を浮かべた神の子から、インデックスが撃ち出したものの何倍も巨大な竜王の殺息(ドラゴンブレス)が放出された。


『させねえよッ!!』


周りの空間を破壊しながら突き進む神の鉄槌がドラゴンを裁く直前で、機械の翼をドラゴンに結合させることに成功する。


それはつまり、ドラゴンを操ることが出来るようになったということ。


俺はバイクを乗りこなす時と同じように、ドラゴンを制御し、彼の翼を一気に羽撃かせて、遥か上空へと飛翔する。


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