過去ログ - 幸子「ボクのシンデレラストーリー」
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1: ◆2mLTfsJ/is[saga]
2013/06/29(土) 13:30:13.36 ID:WcMS5ao50
―まずは少しだけ、昔のお話を振り返りましょう。

ゴロゴロッ、とタイヤを鳴らす旅行鞄を引っ張りながら、わき目も振らずにビル群の中を駆け抜ける一人の少女。

142cmの体には大きすぎる鞄に振り回され、時折よろめきながら歩く姿は自然とすれ違う人々の目を引きます。

周囲の視線を集める理由は、何もその危なげな挙動だけではありません。

足元がふわりと広がったレースのフリルワンピースと、水色のリボンが可愛らしいキャプリーヌハット。

白を基調としたコーディネートに、首元の赤いリボン付チョーカーがキュートなアクセントになっています。

そんな深窓のお嬢様然とした身なりは、雑多な都会の中で一層際立つのは尚のこと。

それらの衣装を着こなす(自称)カワイイ容姿と、優雅な中にも強い意志の宿った眼差し。

……最後に、ピンクの蛍光色が眩しい足元のランニングシューズ、これが止めだったのかも知れません。

幸子「さ、さすがはボク。カワイイだけでなく、不足の事態にも用意がいいですねっ!」ハァハァ

ですが少女はそんな視線には目もくれず☆印の付いた地図を片手に、目的地へ向かってひた走り続けます。

幸子「お婆さん、あの後は大丈夫だったでしょうか……って、今はボクがピンチなんでしたっ」ハァハァ

これはそんな(自称)セクシーな少女がアイドルの道を志し、花開く迄の様子を描いたお話です。

もし最後までお付き合い頂けましたら、幸いです。


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