過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/07/09(火) 00:38:39.71 ID:w+LdLn6b0

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○月○日

6日目。

今日はミカサがきた。ハンジがどうやら場所を教えたようだ。あのクソメガネ、一応極秘扱いになっているのを忘れたんじゃないだろうな。
しかもガキのお守りを押し付ける形だ。俺がそれを得意とするような人種に見えるのだろうか。フザけてやがる。
ただ一つだけ、癪な事だが合っている部分もあった。
俺とミカサは似ている、という部分だ。あんなクソガキと一緒にされるのは御免だが、認めざる得ないのだろう。
クソガキも俺も……何かを与えられて、それに従った行動原理がある。

だからかもしれないが、自分でもらしくねぇ事をしたという自覚がある。
あんな説教臭い事を、何食わぬ顔でガキ相手に語ってしまった。全くらしくねぇ。ハンジやエルヴィンが見たら腹を抱えて笑うだろう。

クソッタレ。なによりクソッタレなのは、俺自身だ。
自分の事を棚上げにして、説教をかます何様な自分。そして……自分の半分も生きてないようなガキに、残酷な言葉を投げつけねぇ
と行けないような、この世界そのものに。クソッタレだ。



今日は合計で41匹。この中にはミカサが釣った8匹も含まれている。
あのガキは筋が良い。逸材だと言うのも頷ける。時間があれば、俺の戦闘技術を叩き込みたいぐれぇには。本人も望んでいた。
魚を釣った後の帰り道、クソガキが妙な視線を向けてきていた。何かを訊きたそうに。うざかったから無視した。


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