過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/07/15(月) 21:55:50.00 ID:TMIUBM/d0
「忌々しい……」
「頑張った方だと思うけどね」
「そりゃ褒めてるつもりか」
「ウン。アナタは強い。ワタシの想像を上回っているね。そんな脆弱な身で、ここまで戦えるんだから。それが通用しなくてもね」
「……ふざけやがって」
まるで訓練兵に対して、その技術は見事だが実戦では役に立たないな、と悟す教官の態度だ。
そして後の展開は決まっている。
訓練兵が教官に背いた場合、どのような仕打ちが待っているのか等。
「アリガトウ。もう殺すけど、十分な収穫だったよ」
「……そうか」
認めよう。
認めるしかないだろう。どれだけ忌々しかろうが、現実から目を逸らしてはいられない。ここは死と隣り合わせの戦場だ。
だから……胸に渦巻く激情を飲み下し、現実を受け入れる。
――俺の力だけでは目の前の巨人を削げない。
体毛という絶対防御に覆われた体躯に、人類の武器である超硬質プレートは歯が立たず。
予備刀はもやは1セットのみ。ガスも残り半分を切っている。極限での機動により神経と体力も大きく消耗した。
感覚の増幅により命だけは存えているが、それだけだ。感覚の増幅すら、今の体力では持続させるのは難しい。
この状態から、自分一人の力ではどうやった所で獣の巨人を打倒するのは不可能だろう。
奇跡でも起きない限り。
そして奇跡なんて物は、この残酷な世界には存在していないのだから。
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