過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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[saga]
2013/08/12(月) 22:52:45.03 ID:Vbjiezhr0
「モブリット達はあっちを任せたよ!!私は向こうの大行列のお相手をしてくるからさー!」
「怪我が癒え切ってないのに無茶です分隊長!!生き急ぎすぎなんですってば!!本当にあんた死ぬぞ!!」
「……そういうモブリットも傷が癒えてないのにね」
「てか、そりゃ俺らもじゃね?」
「そう思うなら分隊長を止めようとしろよ、あんたらも!」
「モブリットでムリなら不可能だって。だいたい――あの分隊長直属の俺達は全員、生き急ぎってな!!」
「ああ……もう!否定できないのが最悪だよな!!」
「いぃぃやっほぉぉおおおおおおおおおおお――!!」
もう声はほとんど聴こえない。そもそも意識が保っているのが不思議なのだ。聴覚なんて、まともに機能してやしねぇ。
だってのに、不思議と光景だけはクリアに映る。その光景の中で、ヤツらは揃いも揃って生き急いでいやがった。
そして。
次に目に留まったのは、単独で行動するミカサ・アッカーマンだった。
「……ッ!」
「死なせない……もう失わない……はぁ!!」
「――次!私の特技を味わいたい巨人は、前に出てきたらいい!!私は、容赦なく削ぐ!!」
「くっ……数が多すぎる。捌けない……私一人じゃ、間に合わない」
「だけど私には仲間がいる……もう、私は、絶対に間違わない。だから……だから!」
「ジャン!!私が前の3体を削ぐ間、右方向の1体をお願い!!時間を稼ぐだけでいい――私が前の3体を削ぐ間の!!」
「あなたの立体機動は私に勝るとも劣らない成績だった。私はあなたを……ジャンを信じる!!」
自分勝手で、自分本位で。
戦闘能力だけは一級品だったが、兵士としては使い物にならなかったクソガキが、必死に戦っていた。
守りたいモノを守り、そして守りたいモノに背中を預けながら。いつかのクソガキが宣言したように、いつかの俺が教授したように。
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