過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
1- 20
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/07/06(土) 00:17:26.66 ID:17kobkzv0

何も知らない連中は、それを見て血も涙もない冷血な人間だと噂していた。
どうでも良かった。
元より他人の評価など知った事ではない。
死んだ者は生き返らない。失くしたモノは、もう戻ってはこない。
だったら少しでも、今を生きる者達の希望になるべきだと思ったから。
失ってしまったヤツらが、俺に色や熱を与えてくれたように。ちょっとでも何かを返せるならば苦では無かった。

そう思っていたのに、そうじゃなかったらしい。
最近になって俺は、俺自身に対して苛立ちを隠せないでいる。いや苛立ちはずっと昔からあった。
ただ隠す事が出来なくなった。

ミケ、ナナバ、ゲルガー、リーネ、ヘニング。
俺が始めて紹介された古参の面子。俺が唯一、弱い醜態を曝け出せるようなヤツら。
それが揃いも揃って巨人に食われて死んじまった。

ペトラ、オルオ、エルド、グンタ。
俺が信頼して推薦した部下達。こいつらは入団当時から俺を慕っていた稀有なヤツらだ。俺も気に入っていた。
だが……俺の判断ミスで死なせてしまった。

なあ。お前ら。何で死んじまったんだ。殺しても死なないような連中だと……ちょっとは期待してたのによ。
呆気なく死にすぎだろう……俺を置いてよ。
俺に与えるだけ与えておいて、直接返させないとはいい度胸だよな。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
275Res/241.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice