過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga ]
2013/07/06(土) 00:00:10.53 ID:17kobkzv0
肩を並べて戦う仲間がいた。
同じ釜の飯を食べた同僚がいた。
人類の自由と希望を信じて心臓を捧げる同志がいた。
人類最強の兵士に憧れて兵士に志願した新兵がいた。
俺が信頼し一緒の班になれと推薦した部下がいた。
俺に密かに淡い恋心を持つ女もいたらしい。
どいつもこいつも一癖も二癖もあって、だが同時に同じ方向を向いた信じれるヤツらだった。
だが失った。
巨人に食われて、巨人に殺されて。もはや戻ってくる事は無い。死は何もかもを終わらせる。
その度に俺は誓ってきたことがある。
必ず。必ず巨人を、この世界から絶滅させようと。血や肉の一片足りすら残さず、駆逐してやると。
時に死んだヤツの墓の前で。時に死が迎えながら苦しむヤツの前で。
仲間の後悔や想いを、少しでも汲み取ろうと必死になっていた。
涙はとうの昔に尽きていた。
あるのは後悔と未練。そして……激しい憎悪だけだ。
こればっかりはいつまで経っても慣れなかった。慣れようとも思わなかった。
ただ表には出さぬようにした。
人の上に立つ者が動揺すれば、それは全体への動揺に繋がると学んだからだ。
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