過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
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◆EBFgUqOyPQ
[sage saga]
2013/07/02(火) 23:01:37.60 ID:WkN5BQNwo
周子「ならあなたは生まれ変わればいいんだよ。
これまでのような血にまみれた白猫じゃない。
新しいあなたに。
罪は消えないかもしれないけど、やり直せるから」
周子は少女の目を笑顔で見つめて少女に、失っていた名を告げた。
周子「あなたは
アナスタシア
あなたのお母さんがつけてくれた名前」
アーニャ「ミニャー ザヴート アナスタシア
ミニャー ザヴート アーニャ!」
幼いころ、まだ自我さえなかった確立していなかった頃、母親の腕に抱かれていた記憶をアーニャは思い出す。
愛称であるアーニャと母が呼んでいてくれたことを。
アーニャ「まったく、今まで涙など……流したことすら、なかったのに
涙が、なぜか止まりません」
周子「泣いていいよ。きっとその涙は大切なものだから」
アーニャ「ううう……
うわあああああああああああああああああん!」
周子は泣きじゃくるアーニャを腕に抱きながらその頭をなでている。
周子「まったくこの子、かわいいわ」
少女の心は完全に溶けきった。
まだ心の歪みは治ってはいないがそれでも
彼女、アナスタシアは再びこの世に誕生することができたのだ。
ピィ「なんだか出て行き辛いんですけどこの雰囲気」
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