過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
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222: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/07/03(水) 00:07:28.50 ID:NljtLaCR0
今日も街は霧に覆われている。たった一人の少女を隠すために。

「姫様、アタシちょっと出かけてきますね。」

「ほう、どこに行こうというのだ?」

「…えっと、知り合いの魔法使いに会いに…」

「我も行くぞ!」

「えー…」

ブリュンヒルデの起こす魔の霧のおかげで、ユズはある程度自由に行動できるようになった。

例えば誰だか知らないがカメラを持った男は同じ道をずっとグルグル歩き、ユズが近づくとユズが視界に入らないように動き、別の場所をグルグル歩く。

傍から見れば滑稽だが、本人は大まじめにユズを探しているようだ。

こうなってしまえばユズから会おうと思わない限り二度と彼とユズは出会えない。

「あら、柚ちゃんお出かけ?最近霧が濃いから車には気を付けてねー!昼子も!」

「はーい!」

「わかっておる!」

昼子の洗脳により、神崎蘭子の両親には彼女は喜多見柚という、『両親が海外に出張している親戚の少女』と認識されている。

(正直申し訳ないんだけどね…食費とか食費とか…)


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