過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
1- 20
680: ◆3Y/5nAqmZM[saga sage]
2013/07/08(月) 18:18:38.36 ID:ujSw71iWo
シュゥゥゥ、と耳障りな音を掻き鳴らし身をくねらせる、10メートルはあろうかという大蛇を前に、珠美は苦戦を強いられていた。

「っ、はぁっ!!」

跳びかかって来た大蛇を最小限の動きで躱し、すれ違いざまに一閃。胴の中ほどから真っ二つにされた大蛇は、のたうちまわりながら周囲にあった木に噛みついた。

『・・・チッ、どうなってやがんだ、アイツぁよォ!?』

そしてそのまま、大木をバリバリと『喰らう』と、斬り落とされたはずの身体が、断面から見る見るうちに『新しく生えてくる』。

『周りのモン喰って回復するだァ?ヘビ野郎にそんな力があるなんざ見た事も聞いた事もねェぞ・・・!』

「斬っても斬ってもキリがありませんね・・・どうしたものか」

幾度となく胴を両断し、首を落とし、尾を斬り裂き、そしてその度に周りの何かしらを食うことで元通り。

短時間ですでに何度繰り返したか、流石の珠美も息が上がり始めていた。

「・・・頭から、縦に斬り込みます。物を飲み込めない身体にしてしまえば、あの回復能力も封じられるはず・・・!」

『はッ、下手打ちゃぁそのままパックリ丸呑みだな。だが、それしか無ェか・・・!』

西蓮を大上段に構え、大蛇を誘い込まんとする珠美。果たして大蛇は隙だらけの珠美を呑みこまんと顎を開き跳びかかる。

「今、っぐぁっ!!?」

『ッ、珠美ッ!!』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/587.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice