過去ログ - クリスタ「誰も私を知らない世界。」
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31: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:04:11.28 ID:g75CBb1AO
ドレス?

ティアラ?

お菓子?
以下略



32: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:05:17.17 ID:g75CBb1AO
15歳という年齢は大人とは呼びがたいが、かといってサンタクロースの存在を信じるほど子供でもない。

百歩譲って彼が実在したとしても、“誰もクリスタの事を知らない世界”を額面通りに受け取って60年もの昔に吹っ飛ばすなど、力業にもほどがある。


以下略



33: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:06:10.26 ID:g75CBb1AO
クリスタ「はぁ〜・・・・・・」



再度、深い溜め息をつく。
以下略



34: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:07:18.85 ID:g75CBb1AO
774年、巨人を崇拝する狂信者たちの手によってウォールマリアの扉が解放され、シガンシナ区に巨人が侵入、甚大な被害が出る。

同年、後の立体機動装置の前身となる通称〈装置〉が開発される。

更に同年、その〈装置〉を用いた壁外遠征にて巨人はうなじを攻撃する事で殺せると証明される。
以下略



35: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:08:26.82 ID:g75CBb1AO
――このように、先人達の血の滲むような努力があって、諸君らの昨今の訓練は成り立っているのである。



確か、座学の教官はそんな言葉で講義を締めくくっていたように記憶している。
以下略



36: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:10:06.57 ID:g75CBb1AO
クリスタ「どうしよう・・・」



自分を虫けらのように扱った者たちの得点稼ぎに勤しむ日々。
以下略



37: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:10:53.43 ID:g75CBb1AO
心の準備が全くできていないまま唐突に願いが叶ってしまっても、それはそれで不安や戸惑いを禁じ得ない。

と、その時ふと思った。


以下略



38: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:11:39.02 ID:g75CBb1AO
泣きたくなってきた。

過去に縛られなくて良い世界を望みはしたが、その世界で浮浪者になりたいと願った覚えはない。

サンタさん、もう少し穏便なやり方はなかったんですか。
以下略



39: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:20:03.59 ID:g75CBb1AO
年齢はクリスタより3、4歳上といったところだろうか。

猫背にがに股。

その声に違わぬ厭らしい笑みを浮かべている。
以下略



40: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:21:00.99 ID:g75CBb1AO
スキンヘッド「お姉さん、ヒマっしょ? 良かったら一緒に飲まねっスか?」

クリスタ「い、いえ・・・私は・・・」

スキンヘッド「あっ、アルコール苦手っスか? そんならジュースもあるんでぇ。」
以下略



41: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:21:55.80 ID:g75CBb1AO
勢い余ってその胸板に頭がぶつかる。

スキンヘッドはそのままクリスタの肩に手を回した。


以下略



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