過去ログ - 久「須賀君の前だと素直になれない」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/02(火) 21:48:17.95 ID:2647hW8Qo
我ながら分の悪い賭けがほとほと好きだと思う。
2年の3月も下旬に差しかかろうかという時に、私は自分の決断を思い返しつつ苦笑していた。

1年は私一人で長くを過ごし、2年となってからも結局麻雀部――というよりもはや同好会に近いけれど――に残ってくれたのはまこ一人だった。
そんな始末だったから、自ずと私もまこも連絡こそ取り合うものの互いの私事に追われ、私は議会長としての仕事が主になっていた。

だから、終業式も終え春休みに入った時分にあの旧校舎に向かったのも偶然であれば、その後の事もまったく偶然だったのだ。

――私にとっては、忘れられない日となったけれど。

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