18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:32:39.38 ID:beAzPYdzo
ちひろ「それに、嘘だとしてもそんなに嫌そうにして……その辺にみくちゃんがいて聞いてたらどうするんですか? 絶対悲しそうな顔してますよ?」
ちひろ「プロデューサーさん、前に言ってたじゃないですか。『誰が何と言おうと俺は絶対にみくのファンをやめたりしないぞ!なんてったって俺は』」
P「きゃああああああもうやめてえええええええ」
ちひろ「えー、まだ全部言ってないですよー」
P「やめて。心が壊れちゃう。恥ずか死しちゃう」
ちひろ「ふふふ、なんですかそれ」
あー、あれか。ファンにからかわれてるだけだって分かってても、ちょっときつかったからね。あれを言ってもらったときは、すごく嬉しかったにゃ。
さっきはまだ心配だ、なんていったけれど。このやり取りを聞いていると、もう大丈夫な気がしてくるから不思議だ。
きっと、もう大丈夫。みくがいなくても、大丈夫だって分かった。
ママとパパほどじゃないけど、Pチャンもちひろさんも、十分強いにゃ!
きっとそのうち新しい子が来て、Pチャンはその子のプロデュースを始めるのだろう。
その子は、どこまで行けるのだろう。できることなら、みくの出来なかったことを、みくの夢を叶えてほしい。
そう。トップアイドルになるという、アイドルならだれもが見る夢を。
もう満足したにゃ。後は、怨みの門に戻って、これからの事を考えよう。
まだまだ時間はある。けれど、イズコさんだってお仕事があるもの。みくにだけ構ってるわけにはいかない。
早く決めないと、迷惑だもんね。
怨みの門へと帰る。それを考えただけで、みくの体はふわりと浮いた。
じゃあね、Pチャン、ちひろさん。そう言うと、みくの体は勢いよく舞い上がる。
事務所の天井をすり抜けて、みくの体は空を舞う。地面がどんどん遠ざかっていくのがわかる。
その時、何故か事務所の周りが少し暗くなっているように見えた。目の錯覚だろうか?
そんなことを考えているうちに、いつの間にか怨みの門に帰ってきていた。
48Res/50.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。