過去ログ - みく「……怨みの門?」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:56:42.84 ID:beAzPYdzo
イズコ「私がイズコを続けても、よろしいのですか?」

『そうだ。お前は彼女の”ファン”なのだろう? 彼女が再びここへ来た時にファンが減っていては、彼女が悲しむだろう』

イズコ「……お言葉ですが、門主様。どうかなさいましたか? いつもの門主様であれば、こんなことがあればすぐに地獄行きだ、と」

『ただの気まぐれだ』

イズコ「……そうですか、ありがとうございます」

『さあ、イズコよ。次の魂が来たようだ』

イズコ「はい。わかりました」

私の目の前には、彷徨える魂がいる。それは、私が導くべき者。
アイドルの周りには、善人であれ悪人であれ、多くの人が集まってくる。怨みの門を訪れる者たちも、それに負けないくらい多いはずだ。
……怨みの門のアイドル・イズコに、そのマスコットキャラクター、門主蛙様。
こんなことを思いつくなんて、やはり私はどうかしているようだ。それだけ、彼女の影響力は凄まじいものだったということか。

キラキラと輝く、光の世界で生きた彼女は、私には少し眩しすぎた。私にはないものを持つ彼女に、私はあこがれたのだろうか……?
アイドルは、たとえ死んだとしてもいつまでもアイドルなのだ。きっと、誰かの心の中で生き続けているから。
これ以上続けると、私は本当に地獄行きになってしまう。
くだらない考え事をやめ、私は目の前の魂に語りかけた。

イズコ「ようこそ、恨みの門へ――――」


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