8: ◆jiLJfMMcjk[saga]
2013/07/04(木) 05:35:17.27 ID:0gckZWHD0
極めつけは、これだった。
Incubator「やあ、杏子。おかげで助かっ」
杏子「うっせ。死ね」
杏子はまどかの抱えていたインキュベーターを無造作に取り上げると、躊躇なく槍で引き裂く。
ぼとりと、両断された死体が地面に転がった。
まどか「杏子ちゃん? なにこれ、酷い……!」
杏子「大したことねーよ。だいたい、こいつらはあたしらを家畜としか思ってねえような宇宙人だ」
ほむら「……!」
さやか「ちょっと、それどーいう――」
Incubator「困ったなあ。無駄に数を減らされるのは困るんだけど」
まどか「……! もう一匹、同じ子が!?」
Incubator「さっきのとは別の個体だよ。それより酷いじゃないか、杏子。いきなり体を破壊するなんて」
杏子「はん! 悪いけどこいつらを守るよう、マミに頼まれてるもんでね。
グリーフシードの回収以外であたしらの目の前に現れたら、容赦なくぶっ潰すから覚えときな」
まどか「マミさんが……?」
ほむら(巴マミは存在する……でも、この街にはいない?)
あとで聞いた話によると、巴マミは魔法少女ではなく、イギリスの学校に留学しているらしい。
――これで、私の立てていた仮説はほぼ確定した。
ループの基点より、以前の時間軸が改変されている。
そんなことができるのは、つまり――
ほむら「……時を操る魔法少女が……私の他にもいる?」
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