151:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:05:02.40 ID:J0R4dto0o
「―――、――――――」
闇咲自身、薄々気づいていたはずだ。
152:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:05:28.95 ID:J0R4dto0o
激痛が神経を支配する中、
自分を制止する声が微かに響いた。
それは一〇万三〇〇〇冊を溜め込んでいる少女の声だった。
153:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:05:58.01 ID:J0R4dto0o
「―――。―――――!!」
154:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:06:43.73 ID:J0R4dto0o
ふと闇咲のスーツから何かが落ちた。
それは写真だった。
写っているのは、闇咲より二,三歳年上で
155:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:07:10.00 ID:J0R4dto0o
別に女が、助けてください、と言ったわけではない。
彼女はもう疲れたように微笑むことしか出来ない。
その女は、闇咲にとって恋人でも家族でも
156:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:07:37.88 ID:J0R4dto0o
「―――、――――――――!!」
157:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:08:03.76 ID:J0R4dto0o
そんな人間一人助けられないのに、
『何でも出来る』『挫折しない』等と
どの口が言えたことだろうか。
158:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:08:31.97 ID:J0R4dto0o
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159:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:09:02.98 ID:J0R4dto0o
インデックスが闇咲を引き留める様にそう叫んだ瞬間、
フェンスから何者かが滑らかな動きで屋上に降り立った。
その正体は、とにかく白い肌を持つ本名不詳の少年
160:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/10(水) 23:09:33.09 ID:J0R4dto0o
闇咲は、目を見開き一方通行を睨んだ。
だが、その眼に殺気は無かった。
その眼は、どこまで澄み切っていて
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