過去ログ - とある熾烈の一方通行
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820:モヤシンズグリード  ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/04(水) 22:09:23.30 ID:HntIaNQio

(あーもう。黒子のヤツめ)


ここにはいない後輩に恨み言を告げる美琴だが、
当然の如く、そんな事で状況が変わるわけがない。

超電磁砲で地下街の隔壁を破壊しようも一瞬考えたものの
学生達に紛れてテロリストが逃げ出す恐れがある為、
美琴は大人しく現状維持の道を選択することにした。

暑さに耐えられない、と訴えるようにインデックスの腕の中で暴れる
三毛猫の鳴き声が美琴の耳には、ひどく虚しく聞こえる。

とうとう耐え切れなくなった美琴は、ポツリと口を開いた。


「……あついわね」

「そうだね」


破れた沈黙はたった2秒で復活する。

心に収まりきらない溜息をつこうとした美琴だったが
ふとインデックスの服装が目に留まった。


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