過去ログ - とある熾烈の一方通行
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841:モヤシンズグリード  ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/11(水) 23:33:28.81 ID:sXCb9grdo

―――
――


同時刻 とあるビルの屋上


こちらに向かって走ってくる少女の姿を確認すると
作業服の少年はスコープから目を離すと、
深い溜息をつきながらゆっくりと銃から手を引いていく。


(あー驚いた。すげえな超電磁砲)


遠距離狙撃が失敗したばかりか、相手に勘付かれ
万に一つの勝ち目もない敵が刻々と迫りくるにも拘わらず
少年の顔に焦燥の色が現れる事は無かった。

少年は、頭の中で自身の行動指針を組み立て直し、
傍らに置いてある黒いボストンバックから金属製の四角い箱を取り出し、
表面に付いているパネルを一通り操作すると、
それをボストンバックの中に戻し、開け口を閉める

直後、タイミングを見計らったかのように屋上の扉が開いた。
中から出てきたのは至って普通の身なりの青年だ。

青年は、作業服の少年を見ると軽く頭を下げ
少年のいる場所へと歩き出していく。



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