125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/24(木) 15:04:36.19 ID:aPEj4/Cg0
そんな状態の少女を見つけた時、憎しみとか怒りという感情よりも
衝撃のようなモノが心に突き刺さった。
言葉になんかできなかった。
体液がありとあらゆる所から滲み出る感覚がした。
反射的に拳を握った。無意識だった。
原始的な、暴力的な、本能的な誰にも説明できないような
漠然としたモノが自分の全身に強く現れる。
「……」
手が、腕が、足が、肩が……自分の体を制御することができなかった。
まるで他人のように自分の意思とは関係なくただ震えていた。
体の中にある真っ赤な血が雷のように全身を荒々しく駆け巡る。
目が眩み、視界が暗闇に閉ざされていく。何も考えることができなくなる。
全身が一定のリズムを刻む。、歯がギリギリと音を上げる。
真っ白い、汚れのない紙に黒のペンキをぶちまけるが如く、心を染めていく。
黒色が止めど無くぶちまけられ、氾濫を起こす。
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