126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/24(木) 15:05:04.80 ID:aPEj4/Cg0
「……」
黒いドロドロとした憎しみという感情が瞬く間に燃え上がり
憎悪といったものに変わる。
少年達が何かを叫びながら能力を放つ。
「……」
向かってきた炎弾を右手で叩くように払いのける。
触れた瞬間、一瞬にして消える。
視線を目の前の少年たちに向ける。
その顔には焦りと困惑の色が浮かべているが
彼らの顔ではなく手や靴に注目する。
血が付いている。真っ赤に染め上げるほど覆われている。
しかし彼ら少年自身には怪我や傷は見られない。
拳から血が滴る。爪の隙間からポタポタと垂れていく。
そんな体の変化に気づかないまま彼らを睨みつける。鋭く血走った目で。
怒り狂う獣のように。
恐ろしく低い声で敵に宣言する。
「テメェら、許さねぇぞ」
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